
超人機メタルダーっていう特撮が子供の頃やっていて、それが元ネタです。
スピーカーって上から見たら何かの種みたい、というか間違いなく音楽の種なんですよね。どんな花や果実を実らせるかは全く未知数の。毎日コツコツ育てていきたいですね。
朝ごとに 花継ぐ芙蓉いとしげに 眺る夫の いとおかしけれ
制作にあたって、なるべくパソコンを使うのを止してみようと思い立ったのはこの頃でした。機能に頼りすぎると、割と同じようなものができあがりがちだし、発想が手段に支配されてしまっては良くないと考えたからです。
そうすると自分をより出すことになるから、そのことに関しては結構度胸が必要だったというか「下手くそがバレてもいいや」って思うまでが大変でした。この「伊」と「英」という字は、僕が割り箸と墨汁で書いたんですが、母が見たら僕の字だって一発で判ったらしいです。こえーですね。
アカデミックなバックグラウンドを持たずに何かを表現する場合、古典というのは強力な味方で、実はこの背景の青と赤はそれぞれ、実際の仏教の経典の藍と、戦国武将の羽織りの緋からサンプリングしています。古典には短期的な個人の好き嫌いを超えた価値があるものが多いですから、その力を拝借したわけです。
教訓:もっと自分を出してもだいじょうぶですよ
こんな感じで作っています。
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ダイナミックオーディオ 企画室
佐藤 泰地