
家紋が好きなのじゃ。

これはある漫画家の先生に教えてもらったんですけど「見ちゃう、見せちゃう」力というのが作品には必要で、それはいわば人間の生理に基く反応を利用する技術のようなものです。
家紋なんかはまさに、そのひとつひとつにフラクタルとかシンメトリーとか黄金比とか自然界のルールが盛り込まれており大変パワフルかつマジカル。オーディオのメーカーロゴにも内在するその力を集積してみようというのがこの広告。

その先生が更に教えてくれたのは作品というのは「見てくれた人に”何かいいもの”を与える」ものであるべきだ、ということです。大事なことはしばしば当たり前に聞こえるものですが、技術や能力を用いる時の正しい心構えというものが、言葉ではなく心で理解できた気がしました。
この時のデザインはいまもダイナミックオーディオの取り扱い製品一覧ページで使っております。
教訓:見てくれた人にいいものを
こんな感じで作っています。
ダイナミックオーディオ 企画室
佐藤 泰地